地球創世神話
だいぶ前のことに遡ります。
このプロジェクトのことを考えていて、自然に頭に浮かんできた3人の舞姫さまたちがいらっしゃいます。
おひとりは、すでに素晴らしい振り付けをしてくださり、WSでみなさんに伝えてくださっている、フラの松田依子さん。
もうおひとりは、その舞姿を見るだけで、涙する方が続出する、中野妙香さん。
そして、日本古来の自然を舞う美しい「観音舞」の伝え手、關口奈美さん。
今年の初めのころ
この3人の舞姫さまとお会いして
プロジェクトについてのお心合わせをしました。
このようなときのお心あわせは大体、次々と歌ったり舞ったり。「今」と「根本にあるもの」を理屈抜きの、肌で感じ合う。
そして和やかにお話する中で出てきたキーワードは
ハワイの地球創世神話である、「クムリポ」
瀬織津姫
あわのうた、古事記、
一万年平和が続いたと言われる、縄文時代のことなど。
本番当日の舞台でなにをすればいいのか、わたしの中で浮かんでいたことが言わずともみなさんとも自然につながっていて、
おもむろに浮かびあがってくるような感覚でした。
世界各地に地球創世神話が残り
その自然、八百万の神々の存在、働きをあらわす。
その脈々とした歴史のはて、あるいは最先端に、わたしたちのいのちがある。
そして今を生きるわたしたちは
何か一つ誰か一人が絶対の存在なのではなく
みんなそれぞれが八百万の神々の一人なんだということ。
みな地球の自然の一部であり、ふたりとして同じ人はいない、かけがえのないいのちであるということ。
話したり舞や歌の中で、じわじわと感じられてきた大きなテーマが、そのようなことでした。
この時のお心合わせは、創世神話そのままの、出発点であったように思います。
そのときから時が経ち今、さらに新しい出会いや 広がりの中で
イメージは膨らんできていますが
それはまた、改めて。
心満たされて幸せな感覚
そのまま、みなさんと実現していけたらいいな。

海は、地球といのちの歴史を教えてくれる、美しい宝物の宝庫。